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コラム

神奈川県内の地価動向(2020.4.14)
~新型コロナウイルスの影響についての考察

◆概観

新型コロナウイルスの感染拡大により、景気の先行き不透明感は強まっている中、不動産市場への影響に関する様々な調査や意見が発表されています。

 

共通した調査結果・意見としては、インバウンドの影響を強く受けていた地域(観光地など)や外出自粛の影響を強く受ける業種(ホテル・店舗・商業施設・駐車場等)は、引き続き厳しい状況が続く、というものです。

一方、その他の市況については意見が分かれています。

 

楽観的な意見としては、不動産価格は実体経済よりも金融市場からの影響を受けやすいため、短期的には影響を受けたとしても、今後のさらなる金融政策や経済政策の発動により、大きな影響は受けない、というもの。

悲観的な意見としては、実態経済の冷え込みにより、短中期的には投資、実需両面に直接的なインパクトがあり、さらに長期的には、テレワーク等の進展により需給ギャップが生まれ、直近で大量供給されているオフィスや住宅等に深刻な影響を与える、というものです。

 

公開されているサイトやレポートは以下などがあります。

CBREレポート「新型コロナウイルスへの不動産市場への影響」
 同 COVID-19の影響を受けて景況感は悪化」(オフィス市況との関連性)

・ニッセイ基礎研究所
「新型コロナウイルス感染症がもたらす不動産価格への影響を考える」

・三菱UFJ信託銀行不動産レポート
「コロナウイルスの影響~不動産は 3 方向からの影響に備えを」

・大和不動産鑑定㈱
「新型コロナウイルス感染拡大の不動産市場への影響」
「新型コロナウイルス感染拡大の不動産市場への影響 その2」

なお、3月末までは楽観的な意見が多くみられていましたが、
4月以降状況は変わりつつあります。

◆不動産価格推移~リーマンショックから現在まで

新型コロナウイルス感染拡大の経済に対するインパクトについては、リーマンショックと対比されることが多いことから、当時から現在までの推移は実際にどうだったかを各指数で振り返ってみましょう。(PDFをご覧ください

・東証リート指数

・不動産価格指数

 

◆県内の不動産価格について

では、県内はどうでしょうか。
令和211日時点の地価の状況を見ていきましょう。(PDFをご覧ください)